『ユーリ!!! on ICE』第1~3話 先行上映会& トークショー イベントレポート
放送開始直前となる9/25(日)、『ユーリ!!! on ICE』の先行上映会&トークショーがTOHOシネマズ渋谷にて開催されました。今回のイベントではなんと第1話から第3話までが先行上映され、その後トークショーへ。興奮冷めやらぬ会場に、原案・ネーム(脚本原案)・キャラクター原案担当の久保ミツロウさん、フィギュアスケート振付の宮本賢二さん、勝生勇利役の豊永利行さん、ヴィクトル・ニキフォロフ役の諏訪部順一さん、ユーリ・プリセツキー役の内山昂輝さんが続々登場し、客席は5人を大きな拍手で迎えました。トークコーナー“ユーリ on トーク!!!“では、豊永さんが「とにかくスケートシーンがやばい。音楽も映像も。より美しく見れる環境で見ていただけてよかった」と述べ、宮本さんの「どうでしたか?」という問いかけには客席から歓声と拍手が響きました。先日解禁となったオープニングアーティスト・DEAN FUJIOKAさんの話題が上がると、宮本さんが「スケートにぴったりな音楽」と絶賛し、久保さんも「フィギュアスケートのリンクで聴きたい曲」とコメントしました。
続いてキャスト陣へフィギュアスケートの印象について質問がされると、メンバーの中では一番スケート初心者だという内山さんが「分からない言葉は都度調べている。点数やジャンプの種類など、難しいが勉強している最中。でも作中では分からない人でも分かる流れになっているので助かる」と話し、久保さんは「スケートを知っている人にも知らない人にも観てもらいたいので、そう言ってもらえて嬉しい」と応えました。
その後、話は宮本さんの振り付け時のエピソードへ。本作では各キャラクターの振り付けを全てオリジナルで制作していますが、去年の11月頃から、連日深夜にわたる振り付け撮影が続き、かなり過酷だったが本当に楽しかったという宮本さんの裏話に、ねぎらいの拍手が起こりました。
キャラクターへの印象については、役者業とフィギュアスケーターという職業は“沢山の人に支えられているけれど、舞台の上では孤独”という点に共通点を感じたという豊永さんが勇利に共感して5回泣いたというエピソードを披露すると、諏訪部さんは“「ヴィクトルはもっと変な人で」という指示をもらい、悩んでいたが、久保さんと話してピースが埋まった”、内山さんは“ローテンションなヤンキー。後から15歳のかわいらしさや、がむしゃらな面が出て、複雑になっていけばいいなと思った”など、それぞれの役作りへのこだわりを語りました。
和気あいあいとしたトークショーの最後は、登壇者の挨拶で締めに。精一杯取り組んでいくと宣言したキャスト陣に続き、久保さんは「見たことない作品をつくるために、金メダルをとることを目標に掲げるくらいの気持ちで頑張っている。グランプリシリーズも始まるので、アニメと一緒に楽しんでほしい」と愛情いっぱいに語りました。